北日本観光バスの高速バス・貸切バス

運輸安全マネジメント

令和4年度における運輸安全マネジメントに関する取り組み結果

1.目標およびその達成状況

(1)重大事故件数

0件(目標0件)

(2)有責事故件数

62,673Kmに1件(目標10万Kmに1件)

(3)車庫内事故件数

0件(目標0件)

2.目標達成に向けた具体的な取り組み

(1)情報伝達およびコミュニケーションの確保

  • 運輸安全マネジメント運営委員会(3回実施)
  • 管理職会議(12回実施)
  • 常務会(12回実施)
  • 安全推進会議(4回実施)

(2)事故再発防止への取り組み

  • 事故面談指導(1回実施)

(3)社員の教育、訓練および研修の実施

  • 第1回乗務員教習 40人
  • 第2回乗務員教習 37人
  • 安全実設訓練 30人
  • 消火器使用及び非常口開閉訓練 35人
  • 乗務員技能訓練 5人

(4)外部研修および訓練等

  • 適性診断 5人
  • 初任診断 1人
  • 適齢診断 1人
  • 運行管理者一般講習の受講 2人
  • 整備管理者選任後研修 1人
  • 運輸安全マネジメントセミナー受講 1人

(5)健康管理

  • 定期健康診断 運転士全員年2回実施
  • 睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査の実施 5人
  • 脳ドック受診 4人

(6)無事故表彰

  • 令和4年12月11日に、無事故の運転士に18人に対して無事故表彰を行いました。

(7)安全に関する機器の導入等

  • 新車導入なし

3.内部監査結果

(1)監査対象部門 バス事業部

(2)監査実施日:令和5年3月29日

(3)監査員:総務課係長

(4)監査内容

①運輸安全マネジメントの実施状況

②目標の達成度

③計画の進捗状況など

(5)監査結果

昨年に引き続き、運輸安全マネジメント運営委員会、管理職会議、常務会、安全推進会議等の会議体へ出席、その他各機会を捉えた現場巡視を行うなど社長、取締役、管理職の主体的な関与が継続されていることについて評価を受けました。

目標の達成度については、令和5年2月末までに64,487Kmにつき1件と目標を超えており、また後退時における事故が7件発生しています。事故惹起者の面談を実施している点については評価を受けました。

計画の進捗状況に関しては、事故防止や飲酒運転防止に対し、厳しい姿勢で取組んでいることに評価を受けました。また、計画通り訓練、教習等についても適宜実施されていることが確認されました。

来年度に向けての課題については、運行管理者を積極的に外部のセミナー等へ参加させ、スキルアップを図るようにとの指摘を受けました。また、健康起因による事故が社会問題とされているなか、脳ドックの受診、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査を計画的に実施していることなど、健康管理が徹底されていることについて評価を受けました。日頃、運転士と接する運行管理者がこれらの結果を踏まえた指導をするよう指摘を受けました。

4.運転士・運行管理者・整備管理者及び事業用自動車に係る情報(令和5年3月31日現在)

(1)運転士27名

(2)運行管理者4名

(3)整備管理者1名

(4)事業用自動車の数33両(乗合(高速)6両、貸切27両)

令和5年度における運輸安全マネジメントに関する取り組み

1.安全統括管理者

総務部次長   柏原 裕聡

2.基本方針

(1)社長は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たします。また、現場における安全に関する声に真摯に耳を傾けるなど現場の状況を十分踏まえつつ、社員に対し輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させます。

(2)輸送の安全に関する計画の策定、実行、チェック、改善を確実に実施し、安全対策を不断に見直し、全社員が一丸となって業務を遂行することにより、絶えず輸送の安全性の向上に努めてまいります。また、輸送の安全に関する情報については、積極的に公表いたします。

3.重点施策

(1)輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令および安全管理規程に定められた事項を遵守します。

(2)輸送の安全に関する費用支出および投資を積極的かつ効率的に行うように努めます。

(3)輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な是正処置または予防措置を講じます。

(4)輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を伝達、共有します。

(5)輸送の安全に関する教育および研修に関する具体的な計画を策定し、これを適確に実施します。

(6)グループ企業が密接に協力し、一丸となって輸送の安全性の向上に努めます。

4.重点目標

(1)重大事故件数
目標  0件

(2)有責事故件数
目標 走行距離10万キロにつき1件以下

(3)車庫内事故件数
目標  0件

5.年間計画

(1)安全が最優先であることへの意識の徹底
社内での教習や会議等で、安全が何よりも優先すること、それに関する法令を順守することを説き、お客様の命に関わる危険を惹起してはならないという安全第一の風土づくりに努めます。また、飲酒運転の芽を摘み取るとともに、薬物乱用等の社会的に反する行為を防止するために徹底した指導教育を行います。

(2)施策の進捗状況のチェック
運輸安全マネジメント運営委員会により「基本方針及び重点施策」の進捗状況を定期的にチェックします。

(3)安全教育、安全設備の充実
ドライブレコーダー、デジタルタコグラフ、適性診断を活用し、運行管理面や安全に対する意識の向上を図ります。また、実技教習など実践的な教習の回数をさらに増やし、運転技術の向上に努めます。 なお、バス車両については、プリクラッシュセーフティシステム(先進安全装備)搭載車両の導入を進めます。

(4)安全管理体制の維持継続
社員の健康増進ならびに健康起因事故防止のため、健康診断項目の充実はもとより、乗務員が心身ともに健康な状態で乗務するための方策と体制を実施してまいります。なお、運転者全員に定期的な脳ドック及びSASスクリーニング検査を実施してまいります。

(5)事故事例の研究
当社の事故事例をもとにその原因や防止策について検討し、再発防止に努めます。このため、事故、ヒヤリ・ハット情報の効果的な分類・分析体制を整えます。

(6)車両の管理
定期点検整備の更なる充実のために入念なチェック体制を整えます。また、リコール対象車両が発生した場合は、遅滞なく対応します。

(7)運行管理者、整備管理者に対して、定期的に外部機関での講習を受講させ、管理機能の強化を図ります。更に各管理者を定期的に集めて社内会議を開催し、管理知識と安全に関する情報の共有化を図ります。


6.組織体制および指揮命令系統ならびに事故・災害等に関する報告連絡体制


「輸送の安全に関する組織体制および指揮命令系統」

輸送の安全に関する組織体制および指揮命令系統


「事故、災害等に関する報告連絡体制」

「事故、災害等に関する報告連絡体制」

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